書家選びで迷った場合のポイント2つ

 現代の看板や商品名は、フォントやフォントをベースにデザインしたような文字が多く、手書きの筆文字は少なくなりました。しかし、不思議なもので、筆文字しか似つかわしくないような看板や商品は必ずあります。温もり、手作り感、味わい、真心、和の魂、伝統、そういったイメージ全てを一瞬で伝えることのできる文字は筆文字しかないからなのだろうと思います。

 

 そんな筆文字をいざ制作依頼するとなったとき、誰に依頼するのが最適なのか、これは結構難しい問題のはずです。どういった基準で選んだら良いのか、良し悪しはどうやって判断すれば良いのだろうか、といったことを疑問に思われるのではないでしょうか。

 

 そこで、筆文字制作を依頼する際に大切なポイントを2つに絞って書きました。もしあなたが看板や商品名などで筆文字をご検討されていて、書家選びに迷っている場合には是非ご参考ください。

1:料金の高い安いは、字の良し悪しに全く関係なし

 書家・書道家と称する人に頼めば、自分の期待通りにしっかりした筆文字を制作してくれるのでしょうか?残念ながら、失敗する可能性も高いです。玉石混交で山ほどいる書家の中から選別しきるのは、相当に困難な作業です。

 

 そして、書家選びでやってしまいがちなこととして、料金を基準にすることが挙げられます。作品で選ぶのが難しい場合に頼りたくなるのが「料金の違い」かもしれません。しかし、料金は各々の書家が自由に価格を設定しているだけなので、相対的に価格と出来栄えが比例しているわけではありません。したがって、価格の高さに期待感を持って依頼しても、後悔することになる可能性は十分あります。

 

2:字の良し悪しを知るための最低限のチェックポイント

 字のレベルを見極めるポイントは意外と簡単です。まずは、普通の書き方で書いた字が美しいかどうかに着目することです。習字的な文字、シンプルな書風で書くと基本的な技量の程度が如実に現れるからです。もし、書家を探していてサンプルの筆文字が味わい系の字ばかりで、シンプルな書風のものが無ければ、基本的技量は怪しいでしょう。

 

 なぜ基本的な技量のレベルが大切なのか。それは、どんなに創作的な作風で制作する場合でも、まずその基本的技量が高くなければ骨のある字、品のある字にはならないからです。かすれ方もガサツな線しか出せません。一見、味のある字に見えるものもあるかもしれませんが、技量があればそこに美しさがプラスされます。「味があるけど下手な字」と「味があるし、美しさも感じられる字」ならば、後者の方が良いにきまっています。

 

 まず基本的な技量をチェックし、次にあなたの感性に響くような創作力のある書家は誰なのかを比較検討し、予算などをご考慮の上、最終的に選ばれることをおすすめします。

おわりに

 筆文字の良し悪しで、店舗や商品の第一印象は大きく変わります。太い線の豪快な筆文字にしても、細めの線の筆文字にしても、いかに深み、個性、存在感、品格をしっかり感じられるかが重要です。

 

 もしそれらの要素が欠けている筆文字を店舗や商品の顔に据えてしまっては、安っぽく、低品質な印象になりかねません。

 

 書家選びに、少しでもご参考になれば幸いです。


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